FXの自動化を始めたいけど、「プログラミングは難しそう…」と思っていませんか?実は、Pineスクリプト+AIを使えば、初心者でも簡単に自動化の第一歩を踏み出せます。ただし、少しだけコードの基本やテクニカル分析を知っておくと、トラブルがあったときや自分仕様にカスタマイズするときにすごく役立ちます。
最近はChatGPTやGeminiといったAIがとても便利で、条件やルールを入力するだけでコードを作ってくれます。もしエラーが出ても、エラーメッセージをコピーしてAIに「こんなエラーコードが出ました。直して!」と指示するだけで簡単に修正できます。ですが、AI任せだけだと、コードが何をしているのか、なぜ思った通りに動かないのかがわかりません。だから、コードの基本とテクニカルは理解はしておく方が安心です。
入門におすすめ:移動平均線
Pineスクリプトはお手本から学ぶのが手っ取り早いです。
最初に見ておくのにおすすめなのは、移動平均線のコードです。移動平均線は「直近〇本の平均値」を計算するだけのシンプルな構造なので、初心者でも理解しやすいです。さらに、チャートへの表示方法(プロット)も学べるので、入門にはぴったり。実際に見るとこんなコードになります:
//@version=5
indicator("シンプル移動平均", overlay=true)
sma_length = 20
sma_value = ta.sma(close, sma_length)
plot(sma_value, color=color.blue)
Pineスクリプトのバージョン指定
最初の行 //@version=5 は、スクリプトで使うPineスクリプトのバージョンを指定しています。ここでは最新のバージョン5を使用することを宣言しており、最新の機能や関数を利用できるようになります。
インジケーターの宣言
indicator("シンプル移動平均", overlay=true) は、インジケーターを作る宣言です。"シンプル移動平均" はチャート上に表示される名前で、overlay=true とすることでローソク足の上に線を描画します。false にすると下の別ウィンドウに表示されます。
移動平均の期間設定
sma_length = 20 は移動平均を計算する期間を指定しています。ここでは直近20本のローソク足の終値を対象に計算します。数字を変えることで、短期線や長期線に変更可能です。
移動平均の計算
sma_value = ta.sma(close, sma_length) では、移動平均を計算しています。ta.sma は移動平均を求める関数で、close は各ローソク足の終値を意味します。計算結果は sma_value という変数に保存され、後でチャートに表示できます。
チャートへの描画
plot(sma_value, color=color.blue) で、計算した移動平均線をチャート上に描画します。線の色は青に指定しており、ローソク足の上に青い線として表示されます。
まとめ
このコードは「直近20本の終値の平均を計算して、チャート上に青線で表示する」というシンプルなインジケーターです。構造がシンプルなので、Pineスクリプトの入門として最適です。また、AIで生成したコードの理解や微調整のベースにもなります。期間や色を変えるだけで、自分好みにカスタマイズできる点も魅力です。
コードの基本構造を理解しておくと、AIが生成したコードを微調整したり、エラーの原因を調べたりするのがぐっとラクになります。また、どんな計算処理がデフォで搭載されているか、レファレンスにさっと目を通してみると新たなアイディアが浮かぶかもしれません。
レファレンスマニュアル
https://jp.tradingview.com/pine-script-reference/v5/
テクニカル分析の理解も大事
さらに、テクニカル分析の理解も大事です。インジケーターの計算式や動きを知っておくと、エントリーや決済のトリガーを自分で定義できるようになります。こうすることで、AIに作ってもらったコードを単なる自動売買ツールではなく、自分だけの裁量補助ツールとして活用できます。例えば「移動平均線クロスでエントリー」「RSIが過熱したら通知」のように、自分のトレードスタイルに合わせて調整できるんです。
学習の流れ
- テクニカルについてネット上や本で理解する
- TradingViewの公式インジケーターのコードを見て、シンプルな構造を頭に入れる
- 自分の手法の定義を明確にし、言語化する
- 言語化した内容をもとにAIに自動化ルールを作ってもらう
- コンパイル、実際のチャートにプロットして微調整する
まとめ
まとめると、AI+PineスクリプトでFX自動化は簡単に始められるけれど、コードの基本とテクニカル分析を理解しておくことが安心です。まずは移動平均線を見て理解 → AIでコード生成 → 微調整 → 自分だけの裁量補助ツールにする。この小さなステップから始めて、少しずつ自分のルールを作っていきましょう。

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